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割高でも買わずにいられない商品
「南アルプスの天然水 1ℓ」これ、ローソンで173円です。
ちなみに南アルプスの天然水は
500mlも2ℓも103円とかで売っていました。
1リットルだけが1.5倍以上します。
もしかしたらあなたは
「そんなの誰が買うんだよバカじゃないの」「よく見て買えばいいのに…」と思うかもしれません。
しかし売れているんです。
数多の商品群の中で、ポジションを勝ち取っているんです。
私は買ってしまうんです。「なぜか?」
「1リットルが丁度いい」からです。
ポスティングの現場に出る時、特に夏場は、水分確保がメチャメチャ大切です。住宅地で自販機やコンビニがまったくみつからない場合は死をも覚悟します。
500mlではすぐになくなるイメージがあります。
2ℓは持ち運ぶのに重たすぎます。
1リットルが安心感と重量感のバランスが一番いいです。
ちなみにセブンイレブンでは、PB商品の麦茶(1,5ℓ)が149円で売っているのですが、ちょっと重いです。ファミマがあると一番ラッキーで1ℓの麦茶が140円です。
どのコンビニもPBのお茶は600mlを100円で売っているのですが、
私の感覚的には500mlと変わりません。
やはり1ℓがちょうどいいんです。
ちなみに冬場だと500㎖でことが足ります。
コロナがもたらしたモノとは?
コロナがもたらした大きなテーマは、
強引に需要と供給のバランスを整えること。なのかもしれません。
必要なモノは必要な量なら必ず売れます。
あなたの商品サービスを求めている人は必ずいます。
あなたは「コンビニの1リットルの水」を目指してみてはどうでしょう?
淘汰の波が押し寄せる中
ケーズデンキ、西松屋、カインズ、コメリ、コスモス薬局。共通点は何だと思いますか?
ここにワークマンを入れると答えが解るのではないでしょうか。
共通点は、そうです。
コロナ下でもしっかり業績を上げている点です。
日経新聞より
ワークマン 4~6月前年同期比 25%増
ケーズデンキ 同 14%増
西松屋 3~5月同年同期比 9%増
なぜコロナの外出自粛要請を受けても売り上げを伸ばせているのか?
ポイントは2つ
1、郊外でも収益を上げられるように、設定してあるから。
2、そこにしかない魅力があるから。
ワークマンと西松屋のもう一つの共通点が、
PB商品(プライベートブランド)が売上高の5割を占めていること。
そこでしか買えず、しかもリーズナブルとなれば、売れることでしょう。
ちなみに、ユニクロは1990年代までは郊外型のビジネスモデルでした。
ユニクロが都心部に出店したのは98年秋(原宿店)ユニクロを展開してから、14年かかったそうです。
やはりブランディングが重要
個人や中小企業の私たちにとってのPBとは
「誰から買うのか」です。
「○○のことなら○○さん」を目指すことです。
まずは知ってもらわなければ話になりません。
まずは店舗中心半径500m圏内の人に
あなたのこと。あなたのお店のこと。
どんな商品・サービスをどんな思いでやっているのか?
知ってもらいましょう。
店舗中心半径500m圏内で
知らしめるのなら、チラシポスティングです。
最後に毛沢東の言葉を贈ります。「革命は常に辺境から始まる。」