今回は新聞に折り込まれていたサントリーのチラシを添削してみました。
目次
キャッチコピー
60代、70代。
衰えてきたと感じたら補うものがある。
どうですか?あなたはどう感じたでしょうか?
サントリーはチラシに力を凄く入れている会社です。
この、60代、70代衰えてきたと感じたら補うものがある。も
数多のキャッチコピーの候補の中から、選ばれたもののはずです。
それとこのサプリメントの購入者も60~70代が圧倒的に多いので
「60代、70代。」という冒頭になっているのがわかります。
だだ、60代、70代。という括りで果たして正解なのかな?って感じました。
同じ世代じゃなければ共感は得れない
例えば私は53歳なのですが、商品の購入者が50~60代が圧倒的に多いとし、キャッチコピーの冒頭が「50代、60代の方へ」となっていても私は反応しません。なぜなら「60代と一緒だと思っていない。」からです。
あなたが、30代前半なら、「30代、40代の方へ」となっていてもそれ程、興味を引かない。「私にはまだ関係ないこと」と思うのではないでしょうか?30歳と49歳では「考え方」も「趣味嗜好」も「悩んでいること」も全然違います。
あなたが40代前半だとして「50歳ぐらいですか?」と言われたらショックを受けますし、「30歳ぐらいですか?」と言われたら女性なら嬉しいはずです。※男は人によりそうですが…
顧客の靴を履け!
このキャッチコピーを考えた人。このキャッチコピーを多くの候補から選んだ人の中には60代~70代の人は、恐らくいないと思います。
なので、60代、70代を「一緒くた」に扱ってしまっています。※一色単(いっしょくたん)は間違いだそうです。今日初めて知りました。
マーケティング用語で「顧客の靴を履け」という言葉がありますが、履けてないですよね。
あなたがもし60代なら70代を「一緒くた」には扱わないはずです。
何故なら全然違うと思っているからです。
「じゃあお前ならどうすんだ。」って話ですね。
やはり、60代、70代を分けてチラシを作った方が反応が取れると思います。もしくは、
65歳。衰えてきたと感じたら補うものがある。
これなら64~66歳は「私のことだ」と強く感じますし、60~69歳も反応するでしょう。更に、自分のことを若いと思っている75歳位までも反応するかもしれません。
迷ったら行動に移さない
裏面を見ると
人気の商品がどれでも1000円でお試しいただけます。
・元気と若々しさを維持したい方へ。セサミンEX
・脳の健康が気になり題した方へ。オメガエイド
・脚老化に負けず「現役脚」を手に入れたい方へ。ロコモア
さてどうでしょう?
どれにしようか?迷ってしまう方は結構いるのではないでしょうか?
迷ってしまうとどうなるか?「混乱した脳はNO」と答えます。
迷ったら買わないんです。迷ったらさほど重要でなければ、考えるのが面倒くさくなるんです。「今はいいや」ってなるんです。「後で考えよう」ってなるんです。
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どうでしょう?「取りあえず3つとも試してみたい」って人がいるはずです。
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更に、迷っている人も注文する確率は上がるはずです。