PASONA(パソナ)の法則を解説するのに丁度良い広告がありましたので紹介します。
PASONA(パソナ)の法則とは?コチラの記事を先にご覧ください。
PASONA(パソナ)の法則
まずはコチラの広告をPASONA(パソナ)の法則沿ってじっくりご覧ください。
目次
P:Problem(問題提起)
賃貸経営を始める前に、読んでリスクに強くなる。
「誰に?」という部分がないのでキャチコピーとしては弱くなります。
「そうなんだよ。ちょうど興味を持っていたんだよ。」とわたくし事のキャッチコピーにした方が次の文章につながりやすいです。
A:Agitation(扇動)
「生活環境や働き方が変わっていく時代にどんな賃貸住宅を建てたらいいのか?入居者の取り合いで空室が続いたらどうしよう…」
「入居者のトラブルで対応に追われたら困る…」
「もし大地震や台風がきて、せっかく建てたアパートが壊れてしまったら、借金だけが残ることに…」
「想定外の修繕費がかさんで、収益が落ちることはないだろうか…」
「将来、金利が上昇して、ローン返済が増えたら」
リスクを顕在化させています。こう言ったことを載せるということは、「その対処法がある。」ということなので、賃貸経営に興味があり、その対処法を知らないなら、「その答えが知りたい」となります。
SO:Solution(解決策)
長期安心の賃貸経営をめざすなら、まずそのリスクを理解することが大切。
(内容)
長期安心の賃貸経営を目指す土地所有者のみなさまへ
賃貸経営を始める前に知っておくべきリスクとその対策を解説したオリジナルレポート。土地活用の手法をまとめた「土地活用はじめの一歩」などをセットにした「賃貸経営リスクのクスリ最新版」をご用意しました。
ここまでを添削してみます。
P:Problem(問題提起)
誰にって部分がない話をしました。
私なら
「安心・安全」のアパート経営に興味があるあなたへ
「家賃を滞納する人ってどれ位」いると思いますか?
A:Agitation(扇動)
割合は約3%。しかも長期化する恐れもあります。
SO:Solution(解決策)
でも大丈夫!
家賃保証会社を入れることで、立替払いをしてくれます。
「でもお金がかかるんでしょう?」
安心してください。保証料を負担するのは入居者側です。
他にも「生活環境や働き方が変わっていく時代にどんな賃貸住宅を建てたらいいのか?入居者の取り合いで空室が続いたらどうしよう…」へ続く
どうですか?
「問題提起」をして、答えは「資料請求へ」だと「手間」が掛かるので行動に移す人は極一部です。
「具体例をひとつ入れるだけで」知識欲求が刺激され「もっと知りたい」となる可能性が上がります。
大筋に戻ります。
N:Narrow down(限定性)
限定性については言及していませんね。
「100セット用意しました。無くなり次第終了です。」とか入れておけば、煽りになりますね。
次回の広告の時には、「ご好評のため200セット追加しました。無くなり次第終了です。」で行けます。
A:Action(行動)
電話・FAX・ネット・住宅展示場でも受け取れるようです。
ここは特に語ることはないです。
最後に
この広告では横書きと縦書きを併用しています。
日本人の脳は横書きなら左上から、縦書きなら右上から読むようにできています。この広告だとパッとみた瞬間どっちから読むか混乱します。
「混乱した脳はNO」と答えます。余程の興味があること以外、目を通すのが面倒になります。ましてこの広告は新聞紙面広告。0.5秒位で判断され、次の紙面に目が行ってしまいます。
どちらかに統一した方が良かったと思います。