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反響が出るチラシは結局シンプルが一番
昨日の記事の続きになります。今回はマイナスに感じた部分と私がほぼ「買っちゃおう」となってやっぱりやめた理由を書きます。その前に、昨日の時点で見落としていたことがありましたのでそこを解説します。
独自性
独自の低反発素材「ウルトラ ヴィスコエラスティク」
独自性があるものに対して価値観を感じる人もいます。
独自性を表す他の言いまわしを載せておきます。
唯一無二。オリジナル。個性的。セールスポイント。当店だけ。当社独自の。手作り。こだわりの。独創的な発想による。
個性を出さないと物は売れない時代に突入している。とよく聞きます。
USP(ユニークセールスプロポジション)が大切だ。は昔から言われています。独自性や強味を一言で語れ。と…
有名なUSPを上げておくと
口で溶けて、手ではは溶けない (エム&エム)
30分以内にお届けできなければ、料金はいただきません (ドミノピザ)
ハインツのケチャップは美味しさが濃いから瓶からなかなか出てこない 。
年に一度、女性から男性へ愛の告白を (メリーチョコレート)
そうは言われてもこんなコピーは
10年に1度出てくるかどうかだと思います。
ただ、あなたを通して売ることや、あなたの商品・サービスに対する思いを伝えることも個性的な独自性です。凡人同士がんばっていきましょう。
メリット
・腰にやさしい
・腰や肩がラク
・寝姿勢をサポート
・充分な厚さ5センチ
わかりやすい形でメリットをアピールしています。
分かりやすいくメリットアピールすることは女性脳(男性も持っているモノです)が反応します。
昨日この部分をスルーしていたことは、全く女性脳が働いていなかったってことになりますね。
マイナスな部分
「madeinjapan安心の日本製」の横にある「※3」下に※3マットレス本体のみとあります。ここまでは問題ないのですが
こちらの画像をみると「中国製※シングルサイズのみ」と書いています。
「えっ?シングルサイズ買ったら日本製なの?中国製なの?」分からないです。「実は、中国が嫌い」口には出さないけど、意外と少なくなかったりします。私の場合、中国製でも構わないのですが、この部分はマイナスですね。
安心の日本製をアピールしたい。しかし規制があり注意書きが必要。
注意書きを読まない人、注意書きを気にしない人にとっては問題はないのですが注意書きを気にする人にとってはマイナスです。
私の考えは「惑わすことをチラシに載せるべきではない。」と思っています。何故なら混乱した脳はNOと判断するからです。
税抜き
15,000円(税抜き)
16,500円(税込み)
果たしてどっちの方が売れるのでしょうか?
昨日も書いたことなのですが、「よし買っちゃおう」となってもネット経由ですと50%の人は行動しないということ。支払い金額(税込み金額)をみてやめる人も一部いることでしょう。
それと「いいね買っちゃおう」となったら、15,000円も16,500円も関係ないです。
今回の広告では電話で注文なので「買います。」と意思表示をしていたら「税込価格だと思っていたのでやっぱやめます。」は言いづらいのですが、もしもあなたの商品・サービスがネットで完結するのなら、税込み価格をおすすめします。
余談ですが、昨日ガストで昼ご飯(790円)を食べたのですが、会計で869円。なんか高く感じましたww
ガストは料金が安いイメージが私にはあったので、ちょっと感覚が変わりました。
店内飲食はすでに、そこで食べることを決めています。あとは何を食べるか?なのですが、そこで安くみせることで客単価を上げることよりも
会計時に「あれ?思ってたより高いな」というイメージを持たれることの方がマイナスだと思います。
私がトゥームスリーパーを買わなかったストーリー
私が新聞を読む際、常にアイデアが浮かぶ情報はないか?を意識しながら読んでいます。そんな中トゥームスリーパーの一面広告を見つけました。
ショップジャパンの広告は上手いな、ブログのネタにしよう。と思ったと同時にトゥームスリーパーが欲しくなりました。この時点では買うことを決め、すぐに電話するかそれとも記事を先に書こうか考えて、記事を先に書くことを選択しました。
記事を書きながら「なんで買おうと思ったんだろ。」「どの部分が一番の決め手だったんだろう。」と考えたところ、低反発枕と肌掛布団が今なら付いてくるからお得という部分が一番の決め手との結論に至りました。
大体2000文字程度で1時間弱位で書き上げるつもりだったのですが、気づいたら3500文字を超え、1時間30分以上経ち、後、3分の1位書くことがありました。残りは明日書くことにしてブログをアップしたら、2時間が経っていました。
さて、2時間前まで買うと決めていたのに急に欲しくなくなりました。
買う決め手になっていた低反発枕と肌掛布団2時間前まではお得だと思っていたのに「そういえば、今使っている枕は娘にプレゼントでもらった枕で、しかも低反発枕だった。」「肌掛布団って別にあるし、いらない。」
「むしろあっても邪魔なだけ」そうなってしまうとトゥームスリーパーのみは欲しいけど「今はいいや」となり、私にとってはセット価格ではなく単品で「今なら1万円引き」とかの方が買っていたのではないか?と思った次第です。
ひとつ思い出した商品があります。私はヤクルトスワローズが好きで野球放送を見るためにCSの契約をしているのですが、日本直販の包丁のCMがよく流れます。
実演販売風に「よく切れる」をアピールして、お手入れも簡単。簡単に包丁を研げるダイアモンドシャープナーもついてきて、2万円と言いたいところなんと1万円!ここまではすごくいいのですが、
この後不思議なことをします。
更にいまなら、1合炊き炊飯なべと包丁セットがついて1万円です。と
「意味がわからないんです。」よく切れる包丁を売っているのに「劣化版の包丁」をつけても…と思うしあっても迷惑な話だと思うのですが…
更に不思議なのが2~3年同じCMを流していること。
この包丁。売れているんです
「劣化版の包丁セット」を他のモノに変えれば
もっと売れる気がするのですが
なぜそうしないのか聞いてみたいところですww
チラシの反応が上がる方法
さてさてここで重要な話をします。
あなたも「欲しい。買っちゃおう」となっても「ちょっと待てよ」となり
買うのを止めてしまった経験はあるはずです。
なぜか?
あなたにとっての「最後の一押し」がそこになかったからです。
今後ぜひやって欲しいことは
あなたが「何で買うのをやめたのか?」を考えてみましょうってこと。
買わなかった理由を知ることであなたのチラシにも活かせます。
「載せるべきこと。載せない方がいいこと。」
が解ってくれば、反響率が間違いなく上がります。
人は考えたら買わない
2回に分けてダラダラと一つの広告を解説してきたのですが
考えさせたら売れなくなります。
「考えさすな感じてもらえ。」の方が売れるんです。
最後に「メリコの法則」というものを紹介します。
メ 目立たないモノは売れない。
リ 理解できない。わかりずらいモノは売れない。
コ 好感の持てないモノは売れない。
ぜひ一緒に反響の出るチラシを考えていきましょう。