目次
アーティスティックなチラシの反応
先日同業の方から「このランディングページどう思いますか?」と質問されました。おしゃれな感じのデザインでした。世界観という観点からすれば良くできている。と感じたのですが、
「反応が取れるかどうか」と言われると、「ちょっと難しいかも…」という印象でした。
なぜか?
キャッチコピーがふわっとしていて誰に向けたメッセージなのかわからない。何度も言っていることですが、「私のことだ」と思ってもらうことが重要です。いくらデザインが上手でも読み手が「自分事」と感じなければ、反応は取れません。
おしゃれなデザインのワナ
アーティスティクなデザインが上手な人は、
洗練されたデザインが作れます。独特な世界観を作れます。
しかし、デザインだけなら問題ないのですが、コピーまで頼んでしまうと、理解されづらい言葉を選ぶ傾向があります。
しかも、自分の世界観を持っていますので、否定されると「変な空気」を作ります。
「なんでこの良さがわかんないだ、わかんないのはあなたがセンスがないからだ」となります。その人の押しが強ければ、「そこまでいうなら」と素人なら押し切られます。
悪く言うと、反応が取れるかどうかは二の次、自己満足が第一優先の傾向があります。そのデザイナーの芸術作品にされてしまいます。
あなたもぜひ同業者のお洒落な世界観のあるホームページをみて下さい。
「で、何が言いたいの?」だらけですから…
パフレットでおしゃれ感を出すのは構いませんが、チラシではどんな人に向けたメッセージなのか?を伝えることが最優先事項です。
チラシはサイエンス(科学)
業種別の反響率というものがあります。
飲食デリバリーでいうと200~300枚配って1件
不動産、リフォームチラシでいうと5000枚で1件
その他業種で、2000枚で1件というのが大方の目安になります。
まずは、自分達で2000枚配ってみて、反応をみる。
4件以上反応が取れるようであれば、合格点。
反応が落ちるまで続けていく。※逆に変えない方がいいです。
1~3件であれば、及第点。
違う地域、時間をおいて同じ地域で同じチラシで試してみる。4件を超えてくれば、反応が下がるまで続け、反応が変わらないもしくは減ったのなら、問題点を検証してまた試す。
0件 赤点
何かしら問題がある可能性が大。チラシは問題なくても、ポスティングのやり方が間違っていることもあります。チラシをみせてもらえば、初回無料で添削します。
というように、反応が取れる方法を検証して、反応が良い方法を採用して向上することができます。
アーティスティックなもう一つの要素
アートと言うと、先程述べたように、芸術的、クリエイティブ、洗練されたデザインを想像すると思いますが、もう一つの要素があります。
「なぜか?共感できる。」多くの人が共感してしまう言葉があったりします。これが、アートとサイエンスの融合です。
人は感情でモノを買います。
「なんか気になる。」「何か惹かれる。」言葉でもそうですが、チラシから伝わってくる、「魅力」「安心感」「信頼感」言葉では言い表せない、「なんとなくの良さげ」が出ることがあります。
科学的にある程度の反響は見込めるだろうというチラシから爆発的な反響が取れたりします。
一番わかりやすいのが「お客さんの声です。」本当に感謝されて貰った声は、ほとんどの人に伝わります。感動したり、共感したりします。「私も、もしかしたら、○○なれるかも」ってなります。
しかし何故か作りものだと見透かされます。「違和感」感じます。なので共感しません。
不思議ですよね。言葉では説明できない「何か」が必ずそこあるのです。