気になった広告が新聞の紙面広告に出ていましたので紹介します。
コチラ
目次
リードコピー
所有権方式 デュオセーヌ
東京都 神奈川県 千葉県 埼玉県
withコロナの時代 頼れる人が身近にいる住まい「シニア向け分譲マンション」
シニア分譲マンション供給実績、全国1位 2093戸
まずはここまでを見ていきましょう。
「所有権方式?何それ?」ってなる人は多いのではないでしょうか?
所有権はわかるけど方式ってどうゆうこと?となります。
所有権方式とは
で調べてみたところ「所有権を有する」ってことです。
「そりゃ買えば所有権を有することになるでしょ!」って思うところなのですが、何でわざわざ「所有者方式」と載せているかというと、「有料老人ホーム」との対比のようです。
ざっくりと話すと、有料老人ホームは終身契約。死んだら権利は売主に戻ります。
シニア向け分譲マンションなら所有権があるので、売却もできるし、相続・贈与もできるし、貸し出すこともできる。とのことなのですが…
私は「所有権方式」は載せるべきではなかったと思います。
何度も言ってきたことですが、「混乱した脳はNOと答える」です。私のようにググる人はまずいません。「なんか面倒くさい」と思われたら、広告そのものに目を通してもらえません。
「説明を要する言葉」を載せるなら、すぐその後に「その答え」を載せるべきです。答えを載せないなら説明を要する言葉は載せてはダメです。
東京都 神奈川県 千葉県 埼玉県
この広告は全国版に載っていたのでこういった作りになっているのですが、
できれば、地域限定の方がもちろん反応が良くなります。
さてここからはPASONAの法則を元に解説していきます。
P:Problem(問題提起)
高齢者向けのコピー、その子世代向けのコピー
2つのパターンで広告を作っています。
(子世代用)
親も、もう70歳、80歳。なんとかしたい子世代の不安。
高齢のご両親の暮らし、「心配」ではありませんか?
(高齢者向け)
私達も、もう70歳、80歳。なんとかしたいシニア世代の不安。
今、あなたの周りには、「頼れる人」はいますか?
A:Agitation(扇動)
(子世代用)
・もし、急に体調を崩したら…
・家も古くなってるし、不便じゃない?
・いつまで車を運転するのかな?
・物騒な事件に巻き込まれないか心配…
(高齢者向け)
・病気や怪我で子どもや親せきに負担をかけたくない。
・もし一人の時に倒れたら…
・足が悪くなって階段がきつい。
・今はまだ元気だが、万が一に備えた住まいを検討したい。
SO:Solution(解決策)
(子世代用)
デュオセーヌに住み替えることでご両親も安心できます。
(高齢者向け)
24時間スタッフが常駐して万が一に備えます。
・24時間見守りサポート
・看護師常勤
・介護事業所連携
・レストラン併設
・温泉大浴場
この部分は「他とどう違うのか?」「私にとってどんなメリットがあるのか?」をアピールしたいところです。もう少し具体的例があればいいですね。
例えば「24時間見守りサポート」や「看護師常勤」があることで、「こんな事件が大事にならずに済んだエピソード」や「レストラン併設」や「温泉大浴場」があることで、「こんな生活が満喫できている。」という話があれば具体的なイメージが広がります。
N:Narrow down(限定性)
この広告では言及していません。
残りあと○○戸(申し込み済み審査待ち〇件)とかあれば煽りになりますね。
A:Action(行動)
カタログ請求・マンションギャラリーご見学・出張ホテル説明会 予約受付中
ご希望の方は1、各物件のフリーダイヤル2、右のはがき3、各物件ホームページからお問い合わせください。
補足
ポスティングをする際に「この家はお金がなさそう」「アパートはやめとこう」というような固定観念は持たない方がいい。という話をよくするのですが、「初期費用何千万+月々20~30万以上」かかるとなると、話は別です。
シニア向け分譲マンションは物件価格以外にサポートが充実している代わりに、色々とランニングコストがかかります。「いいね」となって物件価格は用意できても、月々のランニングコストの負担が厳しいという方も多いはずです。
なので「そこそこのお金持ち」や厚生年金や企業年金をしっかり貰っている人にアピールしたいところです。
ポスティングなら、物件周辺の「高台にある地価の高い住宅地」を選んで配ることができます。土地建物を持っていればそれを売却して入居費用に充てることができますしね。
そうなると
この広告で言う(高齢者向け)に絞ってチラシを作った方が反応は取れそうです。