今回は通販生活のチラシを添削してみました。
新聞を購読している方ならちょいちょい折り込まれているチラシなのでご存知の方は多いと思います。
通販生活のチラシの大きな特徴として
たくさんの商品を扱っているのに、チラシでは1つの商品だけを紹介する形をとっています。
掃除機だったり、加湿器だったり、健康食品だったり
それ以外のことは一切宣伝していません。
一点突破です。
あれもこれもと宣伝するより一つに絞った方か売り上げが上がる。
長年の検証結果が実証しているのだと思います。
目次
チラシから反響が出ない理由
「あれもこれも宣伝したい。」という気持ちはよくわかります。
勘違いをしているのが、あなたがスーパーや量販店もしくは飲食店宅配でない限り、「これどうですか」「こんなのいかがですか」って言われても、
「とりあえず今はいいです。」ってなってしまいます。
チラシを手に取り、パッと見た時に、多くの商品が並んでいると、一瞬の判断では脳は情報を処理できません。なので混乱します。
混乱した脳は情報を遮断します。目を通すのが面倒なので、いらないものと判断します。
新聞折り込み1枚に目を通す時間はたったの0.5秒 と言われています。
一瞬の判断で、必要か必要ではないかの判断をしています。
あれこれ載せても、隅々までは見てもらえません。
チラシから反響を出すための第一歩
反響を上げるためには当たり前のことですが、
まずはチラシをじっくり見てもらう必要があります。
そのためにターゲットを絞り
「私のことだ」
「ちょうど○○が気になっていた」
「○○にちょうど困っていた」
「そういえば○○が欲しいと思っていた。」
と思わせることが肝心です。
あれこれ載せるのではなく1つ絞ってチラシを作る。
新聞に折り込まれていた通販生活のチラシ(メディカル枕)を例に解説します。
あなただったら欲しくなるのか?
通販生活側はどんな人をターゲットにしているのか?
あなただったらどんなチラシにするのか?
画像を見ながらあなたもぜひ考えてみてください。
どうでしたか?
不眠や寝つきが悪い方をターゲットにしていますね。
「熟睡できない。」「寝ても疲れが取れない。」「夜中に何度か目が覚める。」って方に目を通してもらえる可能性は高くなると思います。
しかし
「う~ん」どうでしょう…
即決には至らない気がするのは私だけでしょうか?
そうなると「後で考える。」となり
忘れられる可能性が高くなってしまいますね。
人の思考は「おっ!いいね。」「買っちゃおうかな?」となったとしても
「いや。ちょっと待てよ。」と必ずなります。
行動した後に「自分の判断は間違っていなかった」ってなりたいんです。
「欲しいかも?」となっても行動しない人達の決め手になるのが、大まかに言うと
・実績・権威・事例・保証・希少性・限定性そして・金額です。
このチラシをよく見れば
・230万個の販売実績・19年間で売り上げ1位の人気商品
・14日間の返品保証
がついています。
この部分の字が小さすぎます(悲)
ターゲットは合っているのか?
キャッチコピーでは事例として「作家さん」を使っていますが
チラシを見るほとんどの方は作家ではありませんよね?
「私のことだ!」と思わせるには弱い気がします。
金額を安く見せる仕掛け
そして
税別 9,800円 送料別途350円 という金額
微妙な価格帯です。
価値観より「ちょっとだけ金額が上」って方も少なくないと思います。
このちょっとの差が大きかったりします。
このちょっとの差のために即決できず、「後で考える。」となります。
そうなると、ほとんどの方は「やっぱ いらない」となってしまいます。
そんな方のために安く感じてもらう方法は意外と簡単です。
「割っちゃう。」です。
25年で4個目です。というコメントがチラシに載っています。
耐久年数25年÷4個=6.25年
少なく見積もっても5年は使えるようです。
そうなれば枕は毎日使うものなので、
9,800円÷365日÷5年=5.37円 1日当たりたったの5円です。
この枕を買うことで寝つきの悪さを解消できるかもしれない。しかも一日当たりたったの5円で,それでもって自分に合わなければ返品すればいい。
どうですか?チラシを見た方にこんな風に考えてもらうことが出来たら
売れる可能性は上がると思いませんか?
私ならこんな感じでチラシを作ります。
キャッチコピーで使っている
作家さんのくだりはちょっと弱い気がするので、
裏面の(理由2)の部分に
人は寝返りをうったり,もぞもぞ体を動かすのは熟睡ポイントを体が無意識に求めている現象。しかもその日によって熟睡ポイントが違う。
メディカル枕は日々変化する熟睡ポイントに合わせた頭ののせ方ができる。
とあります。この部分を使ってキャッチコピーにします。
(キャッチコピー)
不眠解消!
あなたが「寝つきが悪い」原因は
その日によって違う「ある現象」のせいかもしれません。
(証明・理由付け)
熟睡ポイントの話を載せる
(実績)
だから売れている
230万個の販売実績・19年間で売り上げ1位の人気商品
(権威)
欧州大病院で数多く採用
(事例)
「私と同じ」と思わせる内容がベスト
(金額)
金額より価値を上げる仕掛け割って安く見せるなど
(保障)
14日間 返品保証
(煽り)
このチラシには載っていませんが「後で考える」対策に効果的です。
先着00名様○○日まで地域限定など
(アクセス方法)
こんな感じです。参考になったのなら幸いです。
P.S
もしかしたらあなたの場合、実績も権威もない…保証もつけられない…
かもしれませんね。でも大丈夫です。
ターゲットを絞り
「私のことだ」
「ちょうど○○が気になっていた」
「○○にちょうど困っていた」
と思わせること。
あれこれ載せるのではなく1つ絞ってチラシを作る。
最初っから実績などあるわけないです
まずはここからぜひ考えてみてくださいね。