目次
3段階目社会的欲求
安全欲求がある程度満たされると社会的な欲求が出てきます。
仲間が欲しい。一人ではつまらない。何かを共感したい。という欲求です。
ぱっと思いつく業種で言えば、結婚相談所、ダンス教室、テニスクラブ
最近はやりのオンラインサロンもココですね。
社会的欲求を求めている人は「その場の雰囲気」が一番重要です。
「自分に合っているのか」「馴染めるかどうか」がカギとなります。
ここでのチラシ集客となるとやはり「無料体験」ですね。
4段階目承認欲求
社会的欲求がある程度満たされると、グループ、コミュニティーの中で、
自分の存在を認めてもらいたい。特別感を持ってもらいたい。「すごーい」って言われたい。となります。
不特定多数に宣伝するチラシ集客には向かない段階です。
承認欲求を刺激するために、ダイレクトメールなどで「あなただけに特別なご案内です。」というものが届いたことはあるでしょうか。
これって「特別感」を感じるかどうかは「誰から?なぜ特別なのか?」がキッチリ理解されていないと意味がないです。
「なんで私の住所知ってるの?」って感じで「あなただけに特別なご案内です。」ってDMが届いても、特別感は感じないですよね。
チラシポスティングで敢えてやるとしたら、「地域限定」とかです。
ただ、「なぜ地域限定なのか?」理由は欲しいです。
地元であるとか、その地域でイベントを開催するとかです。
5段階目自己実現欲求
承認欲求が満たされると、自分らしい生き方を求めるようになります。
自分らしい生き方を求めている人に対し、あなたの商品サービスが認められたら集客に繋がります。
反応しやすい傾向としては、「こだわっている店」「差別化できている店」「唯一無二。他にはない店」ブランディングされている店です。
ブランディングに関してはコチラの記事を参考にして下さい。
自己実現欲求を満たすことが必須?
ノーベル経済学賞者ロバート・ウィリアム・フォーゲルは
「世界中に広まった豊かさは、全人口のほんの一握りの人達のものであった「自己実現の追及」をほとんどすべての人に広げることを可能にした。」と言っています。
これからの世の中は「自己実現欲求の市場になる。」機能の優位性や価格の優位性ではなく、感性や美意識が重要になるとのことです。
あなたのお店の「こだわりの部分で選ばれる時代」が来つつあるってことです。
6段階目 自己超越の欲求
マズローは後から6段階目も追加しています。
自己実現欲が満たされれば、「自己超越の欲求」があるとのこと。
私の大好きな「僕のヒーローアカデミア」によく出てくる「プルス・ウルトラ」です。
プルスウルトラの意味は、ラテン語で「もっと先へ」「もっと向こうへ」「更なる前進」ウィキペディア参照。
「限界突破」「ライバルは昨日の自分だ!」とかもそうですよね。
日本には7段階目もある
マズローではないのですが、後藤新平の名言に
金を残して死ぬのは「下」仕事を残して死ぬのは「中」人を残して死ぬものは「上」
自分の為に生きるのは「下」人の為に生きるは「中」世のために生きるが「上」
自分の為に仕事をするのは「下」人の為に仕事をするのは「中」世のために仕事をするが「上」
と言っています。
自己超越欲求の更なる上には「世の為、人の為に何かをしたいと無欲で思う」というのもあるのではないでしょうか。
最後に石田梅岩の言葉で締めたいと思います。
まことの商人(承認)は「先も立ち我立つこと思うなり。」
「お客を立たせ、取引先を立たせ、自分も立つことを考えろ!」です。