「テイクアウトやっています」と告知するための手段は大きく分けて3つです。
1、店頭で告知
2、SNS(ネット)で告知
3、チラシで告知
前回の記事 で 無料ですぐできること。
2000円程度から始められること。をガッツリ書いていますので読んでいないならコチラから先にご覧ください。
今回はその他の情報やアイデアをお伝えします。
目次
あなたもやってない?見落としがちな店頭告知義務違反
ごめんなさい。
あなたが法に触れることをしているとかではないです。
昨日、商店街を歩いてみて飲食店を観察して思ったこと。
店頭での告知が足らないのでは?と感じたことがありました。
あなたがお店の前にやってきた人に対してやらなくてはいけないことは 店内での飲食が可能かどうか? です。
通常時であれば当たり前に「店内飲食をやっている」ってわかることなのですが、 コロナの影響でお客さんは、「店内で飲食が可能なのか?」分かんないんです。
あなたからすれば 「いや、聞いてくればいいのに」と単純に思うかもしれません。
それは大きな間違いです。
お客さんからすれば 「やってますか?」「店内で食べれますか?」と聞いて 「大丈夫です。どうぞ」ってなればなんの問題はないのですが、 「ごんなさいテイクアウトだけなんです。」「予約のお客様だけなんです。」となると 「そうなんだ、じゃあいいです。」となると同時に「なんだよ。」と心の中で思います。
断られること。= 拒否されること。= 否定されること。 これって無意識で人は避ける傾向があります。
店内で食べれます。と手書きのPOPでかまわないので(わかればいい)告知してください。
テイクアウトでも同じです 「テイクアウトで~」とお客さんが言った時に 「ごめんなさい予約のみなんです。」って言われたら「なんだよ。」となります。
テイクアウト始めました「要予約」or「予約は不要です。」とちゃんと告知してください。
安心して頂くため ・当店スタッフはマスク着用を義務化しています。
・換気 入口は開けたままにしています。窓を開けています。
・テーブルやメニューは利用毎消毒しております。
・すべての座席間隔を2m以上離しております。
・テーブルの間隔をを開けてます
・1時間ごとの手洗いとアルコール消毒の徹底してます。
・お客様にもアルコール消毒をお願いしています。
や
窓を開けているためなるべく冷暖房で調整していますが
室温が一定しません。申し訳ございません。
最小限のスタッフでまかなっているためお料理の提供に
時間がかかる場合がございます。申し訳ございません。
と言ったことよりも
店内で食べれます。テイクアウトできます。(予約不要)を
一番目立つわかりやすいところで告知してください。
クラウドファンディングってどうなの?
5月22日経新聞の記事参照
コロナ支援を機にクラウドファンディングの活用方法に広がりという記事が
クラウドファンディングの仲介サイト(レディーフォー)が日本商工会議所と組み、
コロナの影響を受けた飲食店のサポートを始めたとのこと。
各地の商工会議所がクラウドファンディングを立ち上げて支援金を集め、地元の飲食店に配分して送金するとのこと。
5月20日時点で10か所の商工会議所が実地中、約90か所の商工会議所が検討中とのこと。
クラウドファンディングとは
crowd (群衆)funding(資金調達)を掛け合わせた造語。
資金を集めたい個人や企業がネットを通して資金を集める。
目的、目標額、募集期間を示し、賛同を得た人達から支援金を得る。
例えば
潰れて欲しくないと思っているお店に3000円を支援。
お店側からは、支援した人にその店でのみ使える3300円の商品券を渡す。など
飲食店支援のクラウドファンディングではこうした「前売り券」のようなものが主流。
割り増し分の負担はかかるが、資金繰りに困窮している店にとってはありがたい。
国や自治体の助成金や補助金は手続きが面倒、基準が分かりづらい、時間がかかるが、
クラウドファンディングなら素早く資金が得られるメリットがある。
コロナ関連で1億円集めた事例
JAひだ
観光客が減少して、ブランド和牛「飛騨牛」の卸売が苦境に、
生産者などを支援できるクラウドファンディングを立ち上げたところ
4月末から約2週間で1億1千万円を集めた。支援者には返礼品として飛騨牛を発送する。
クラウドファンディング仲介手数料は無料?
クラウドファンディング仲介業者の収入源は仲介手数料。
しかしコロナ関連でクラウドファンディングのすそ野が広がるとみて
手数料の引き下げの動きがでているとのこと。
レディーフォー 決済手数料は原則12~17% コロナ支援関連は減額
キャンプファイヤー コロナ支援に限り 手数料無料
もしあなたがビジョンやミッションを明確に語れてアピールができる。
馴染みのお客さんやリピーターがたくさんいるなら
やらない手はないと思います。
ビジョンやミッションなどは考えたことがない
馴染みのお客さんやリピーターさんはいるにはいるけどそんなたくさんはいない。
って方は
各地の商工会議所がクラウドファンディングの実行者となって、
ページサイトの作成や支援金募集を呼び掛けて参加飲食店に分配せてくれる「みらい飯」企画に参加してみてはいかがでしょう。
商工会議所ってなんなの?
商工会議所とは国や自治体ではなく、活気ある地域作り、地域の中小企業のバックアップなどをする地域経済の発展を目的として、
法律に基づいた形で運営されている「地域総合経済団体」
加入するメリット・デメリット
デメリット
入会金がかかる
年会費が発生する。
各地で異なるようです。横浜市商工会議所だと
法人年会費
資本金 300万未満 1口(15,000円)以上
300万以上 2口(3万円)以上
1000万以上 3口(45000円)以上
メリット
・会員限定のサービス・特典
・地域人脈の構築
・自社商品・サービスのアピール
・独自の融資制度がある。
・研修やセミナーが受けれる。
日本商工会議所 https://www.jcci.or.jp/
アフターコロナ。 飲食店が生き残るために。
5月14日に緊急事態宣言が解除された名古屋、博多。
解除後1週間の人出はコロナ前と比べると1割とのこと。
あなたはどう感じますか?
私は2~3割戻ってもよいのではと思うと同時にけっこうヤバいなと感じました。
コロナ以前に戻るには最低一年半かかる。3年かかる。
いやもう戻ることはない。と色々な意見があります。
未だかつてなかった事態なのでどれが答えなのかはわからないのですが
これからの時代に対応していかなければ生き残ることはできません。
生き残る選択肢として宅配(デリバリー)に力を入れていくこと。
デリバリーに関しては
前回の記事 今すぐにできる! 無料・少額でのテイクアウト集客
の中の「初めてのデリバリー(出前)集客」で詳しく書いているのでご覧ください。
ウォールマートの逆襲
一時期アマゾンに後れを取っていたアメリカ小売り最大手のウォールマートが4月中旬から注文から2時間以内で宅配するサービスを投入。
コロナによる「巣ごもり消費」に加えてサービスの拡充で売上の伸び率で言えばアマゾンを大きく上回っているそうです
そしてもう一つ今まで以上に
大切になってくるのがコミュニケーション能力です。
・気持ちの良いあいさつを心掛ける。・元気で明るく振る舞う。のはもちろん
ぜひやって欲しいのが
お客様ノート。
お客さんの名前をどうにか聞き出し覚えること。前回何を食べたのか覚えておくこと。
会話の内容を覚えておくこと。忘れないためにノートをとってはいかがでしょう。
お客さんの立場で考えて欲しいのですが
何回か行っったことのあるお店から「いつものでいいですか?」と言われたり
2回目に行ったBARで「前回お飲みになったものでよろしいですか?」と言われたら
間違いなく嬉しいんです。
私のことを認知してくれている。となれば、私の知ってる店になります。
私の知ってる店は誰かを連れて来たくなります。口コミを広げたくなります。
手前みその話で申し訳ないのですが以前フィリピンクラブで働いていた時
25人ぐらいいたタレントの名前を1日覚えたことがあります。
翌日、昨日はじめてあった日本人が「1日で私の名前を覚えてくれた。」となれば嬉しいんです。
第一印象が大切とよく言いますが、第二印象もけっこう重要です。
コミュニケーションの基本中の基本は
気持ちの良いあいさつをすること。お客さんを知ること。
まずはお客さんの名前を覚えることです。
デリバリー(宅配弁当)はコミュニケーションが制す。
どっかで書いた内容なのですが見つからなかったので再度書きます。
以前、私がポスティングしていた時、宅配弁当を配っていた女性を見かけました。
何気なく観察していたのですが、その女性があるアパートの1階の道路に面した窓を「コンコン」と叩いていました。
「玄関じゃなくて窓から渡すんだ」と思いながら観察を続けていたら、窓を開けた70歳位の男性に対して発した言葉が、
「ごねんね!遅くなっちゃった。お腹すいちゃった?」と言っていました。
弁当を渡された男性は怒るとこともなく少しの会話を楽しんでいるように見えました。
「定期宅配弁当を制するのはこれだな。」と私は感じました。
説明しますね。
まずは私が勝手に想像したこの男性像
70歳男性。年金生活でアパートで独り暮らし
足腰も弱ってきて、買い物に出るのが億劫になってきた。
特に趣味もなく気づけば1日誰とも会話しない日もある。
ある日、ポストに宅配弁当のチラシが入っていた。試しに頼んでみる。
味はまあまあ、料金的には少し高く感じる。
しかし当分の間、継続しようと思う。
なぜなら
彼女(宅配をしてくれる女性)との「毎日の少しだけの会話を楽しみにしている自分」がいるから。
どうですか?ありえそうですよね。
さて私がこの宅配弁当の責任者だとしたら
まずは「明るい女性」を集めます。
その女性の担当エリアを決めます。
チラシにメニュー表と「地域担当の○○です。」と簡単なプロフィールを載せます。
固定給+できる範囲内の高額歩合給をつけて
チラシを配りながら飛び込み営業を掛けてもらいます。
今広がりつつある、買い物代行もセットしても良いと思います。
ポイントは弁当のおいしさでも安さでもない。
ってこと
弁当自体はマズくなれればいいんです。料金も少しぐらい高くてもいいんです。
大切なのは「毎日の少しの会話」コミュニケーション力がモノを言います。
まとめ
緊急事態宣言が解除されても客足は戻らない。(名古屋や福岡は1週間で1割しか戻っていない。)夏場になって落ち着いたとしても秋口を過ぎるころには第2波が来るかもしれません。
アフターコロナを生き抜くために目指して欲しいことは。
「知り合いの店」になることです。
お客さんから「私の知り合いの店」と思ってもらうと。
・知り合いの店なら、お客さんがお客さんを連れてきたくなります。
・知り合いの店になれればSNSで勝手に拡散してくれるかもしれません。
・知り合いの店となればクラウドファンディングを立ち上げたら支援もしてくれるはずです。
そのためにコミュニケーション力をつけましょう。
という話をしました。
コミュニケーションが苦手な方は本を2,3冊読んでみるのもいいと思います。
最後に
コミュニケーションを取るために一つの方法として接触回数を増やすこと。
チラシポスティングで可能です。
あなた自身がチラシを定期的にポスティングすることができるのであれば
確実に達成できます。そして笑顔であいさつを心掛ける。コミュニケーションが取れます。
ポイントはお店で接客態度をポスティング中にもすること。
定期的に続けることさえできればあなたのことを知ってもらえます。
知ってもらえて会話もするようになれれば、あなたは(あなたのお店)は
その人にとって「知り合いの店」になります。