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おしくらまんじゅう押されて泣くな!
大手居酒屋チェーン店各社が日中営業にシフトとの記事が日経新聞(2.7.6)に出ていました。
ワタミ既存店5月売上前年同月比93%減少。
居酒屋「庄や」は全店舗の6割(280店舗)でランチ営業を実地するとのこと。「夜間より昼間の方が客の戻りが早い。」夜間の売り上げは通常時の5割未満。人件費や家賃などの固定費を賄うために、昼間の客単価は夜間の3分の1程度だが、少しでも売り上げを稼ぐ必要性に駆られているとのこと。
居酒屋「塚田農場」は「つかだ食堂」を都内などで5店舗出店したとのこと。在宅勤務の普及の影響で「仕事帰りの一杯」は一気に冷え込み、居酒屋のイメージから脱却しなければ生き残れない、自前の料理宅配も始め、できることは何でもするとのことです。
ある大手居酒屋チェーン店によると、テナントビルの2階以上のいわゆる「空中階」に入居する店舗では、「店内の混みぐわいが外からではわからず、さらに密になりやすいエレベーターを避ける傾向もある。」
宅配やテイクアウトの力を入れているが、ノウハウが乏しく、かつての売り上げの1割程度とのこと。比較的、人出が回復している昼間の時間帯に実店舗に客を呼び込む必要があるとのこと。
ただでさえ厳しい状況なのに大手居酒屋チェーン店各社が昼間の時間帯に乗り込んできています。ただでさえ厳しい状況なのに大手居酒屋チェーン店各社が宅配やテイクアウトに乗り込んできています。
まさに「おしくらまんじゅう押されて泣くな!」の状況です。
大手企業でさえ飲食店業界は生き残るために必死な状況です。
個人飲食店のあなたも何かを変えていかなければなりません。そうは言われても先立つ資金が…予算をかけずに始められる個人飲食店の集客のヒントを5つ紹介いたします。
個人飲食店が生き残るための5つのヒント
私からのアドバイスはやはり、宅配・デリバリーに力を入れること。
しかし考え無しに始めてもなかなか上手くいかないでしょう。ターゲットを絞る必要があります。
ヒント①店舗中心歩いて5分を攻める。
宅配・デリバリーを始めるにあたって「足がない」配達する手段がない。という問題があります。
そのために、ウーバーイーツや出前館を使えば、配達もしてくれますし、集客もしてくれますので、願ったり叶ったりです。(ただ手数料は30%以上かかる。)利用するべきことです。
デメリットとすると、
・ウーバーイーツは都心部しか対応していないこと。
・出前館は大手企業が目立つところを独占している。、配達エリア内に同業者が多くいる可能性も高い。自前で宅配しているところが強い。配達料を無料(通常400円程度)
ちなみに松屋で牛丼(店舗で食べれば380円税込み)を「ひとつだけ頼みたい」としたらいくらかかるかというとなんと1290円かかります。
詳しくはコチラの記事をご覧ください
そうなんです。一人暮らしのお客からすると、デリバリーはメッチャ割高なんです。
日本の独り暮らしの割合は8人に1人。
65歳以上でいうと、男性は10人に1人、女性は5人に1人が、一人暮らしです。まずは一人暮らしをターゲットに絞ってください。大丈夫です。一人暮らしにターゲットを絞っても、一人暮らしではない人からでも普通に注文はくるはずです。
そして店舗中心5分以内を制して欲しいのです。
歩いて届けられる距離限定で(送料無料)宅配をして下さい。
出前をやってる中華屋さんやおそば屋さんは送料は取っていないのですが、
「1500円以上からお願いします。」とかが多いです。一人暮らしでは頼めないんです。
800円程度で1品から頼める。(送料無料)需要は必ずあります。
後は「知ってもらうだけ。」店舗中心歩いて5分以内の方にチラシを作ってポスティングするだけです。
ここまでで十分だとも思うのですがもう少ししターゲットを絞って考えてみましょう
ヒント②一人暮らしで毎日晩酌をしている人
一人暮らしで毎日晩酌をしている人は酒の肴はどうしているのだろう?
・コンビニやスーパーで惣菜を買っている。
・自分で自炊している。
・もう飽き飽きしているのではないだろうか?
・あなたのお店との違いは何か?
・あなたの店にはどんなメリットがあるのか?
・20代ならどうだろう?30代なら、40代、50代、60代、70代なら
・いくらぐらいなら頼むのだろう?
ヒント③一人暮らしのレシピ
・レシピを提供できないだろうか?
・食材を小分けで宅配できないだろうか?
ヒント④ 定期宅配
以前書いた記事をご覧ください
定期宅配弁当のヒント
ヒント⑤一人暮らしの買い物弱者
特に駅から遠い地域、起伏が激しい地域なら飲食宅配に絡めて
・買い物サービスはできないだろうか?
重たいもの お米、ペットボトルの水 、
高いところの電球や蛍光灯の交換
仲良くなれたら、日々の生活の中で困っていることはないか?
聴いてみてください。