チラシ集客のアイデア

キャッチコピーが良くても反応が取れないチラシ【気になったチラシを添削してみた㊺】

ああ疲れた

新聞紙面に気になった広告が出ていました。一緒に見ていきましょう。

コチラ

キャッチコピー

60代。ああ、疲れた。
な~んにもしたくない。

いいですね。60代の多くの人が「私のことだ」と思うのではないでしょうか。

正直、60代ではなく20代でも、40代でも
ストレスや疲れで「な~んもしたくない」と思うところですが、
「何かのせい」にしたいというのは人間の心理です。(このコピーでは年のせい)

サブコピー

一過性の身体的な疲労感の軽減に役立つ。「還元型」コエンザイムQ10。
今ならお得にスタートできます。

ここはイマイチです。

「一過性の身体的な疲労感の軽減に役立つ」と言われると「じゃあ慢性的な疲れには効かないの?」となりますし、そもそもコエンザイムQ10が「どういいのか?」認知度はそれ程ないのではないでしょうか(知らんけど)

キャッチコピーでせっかく「私のことだ」と興味を引けているのに
何の説明もなく、「今ならお得にスタートできます。」と売り込まれてもって感じです。

キャッチコピーの下に

60代は、なぜこんな疲れる?
「朝からスッキリしない」「疲れて手抜きばかり」それは加齢で「エネルギーを生み出す力」が弱まっているせいかもしれません。とあります。

この部分をサブコピーにした方が良かったですね。

「60代はなぜ疲れるのか?」それは加齢によるエネルギー不足かもしれません。

にしていれば、「なるほどそうかもしれない。」となります。

そして王道でいくなら

こんな方にオススメ
・疲れが取れない…
・手抜き料理が増えた…
・もう少しパワフルになりたい。
・アクティブに過ごしたい

で「60代の疲れにはコエンザイムQ10 が効きます。」と言われれば、
「コエンザイムQ10って何?」「何がいいの?」「私に合うの?」って読み進めます。で、コエンザイムQ10がどう良いのかの説明を入れます。

どうですか?「思考の流れに沿って」いますよね。

差別化を図る

この商品のもうひとつのアピールポイントが「還元型」

私なら

しかし…残念ながらほとんどのコエンザイムは「酸化型」なんです。

酸化=錆(サビ)。
酸化に対して「悪いイメージ」を持っている人は多いはずですw

効果的にカラダに働くのは「還元型コエンザイム」なのです。
カネカのコエンザイムは「還元型」。
還元型コエンザイムQ10世界唯一のメーカー
還元型コエンザイムQ10 安定生産技術開発「世界初」

となっていれば「何か凄そう」「いいかも?」ってなります。

オファー

たっぷり約1か月分
定期購入
(なら)初回特別価格1,875円(半額・送料無料)

1回のみのお届けの場合3,750円 送料510円

ここもイマイチですね。

自分に合うかどうかわからないのに「いきなり定期購入を勧められても…」です。

初回限定。特別キャンペーン。先着1,000名様
3,750円⇒1,875円(税込)11月30日まで
まずは1か月試して「ご実感」して下さい。

となっていれば
還元型コエンザイムQ10が「どんなもんか試してみるか?」となり
反応が変わってきます。

即決したチラシその後…

ちょっと前に私が「広告を見て即決」した。という記事を書いたのですが。

コチラ

プラシーボ効果が出てしまったのかもしれませんが、お腹の調子がマジで良いです。「快便」しかも「オナラ臭」もなくなりました。

※プラシーボ効果とは(心理効果、暗示効果)で効くと思うことで本当に改善すること。

そんな中、こんなのが届きました。

10日間お飲みいただいて、いかがですか?
ビフィコロン習慣を続けて、スッキリな毎日をご実感いただくために
特別なキャンペーンをご用意しました。さっそく中をご覧ください

残り20日間 期間限定2,000円OFF

効果を実感しているのでもちろん中を開けます。

お得な3か月分90粒
11,340円⇒9,340円(初回限定2,000円OFF)

さて私がどう思ったか?

毎日飲まなくても、充分調子が良いので、おなかの調子が悪かったり、オナラが臭かったら飲みたい。なので3ヵ月ごとに「90粒入り」を送られても困る…

・1回頼んで無くなりそうになったらまた頼みたい。
・消費期限が気になる。

で電話で問い合わせてみたところ、臨機応変に対応してくれました。定期購入は最大6か月ごとで対応。消費期限は3~4ヵ月とのこと。

「30粒入り」のモノを3か月ごと送ってもらうことにしました。
もしなくなったら電話すれば早めてもらえ、余っていれば遅らすことも可能です。

さて
商品が気に入れさえすれば次があるんです。

商品に自信があるなら、「定期購入なら半額にします。」ではなく、
「まずは500円で2週間お試しください。」の方が間違いなく反応が取れます。

そして商品を気に入った人に対して、次の提案をする。
私の場合「調子が悪いときに飲みたい」となりましたが、毎日飲みたい。となった人も結構いるはずです。

あなたのチラシならどうすればいいか

あなたのチラシで例えると
集客商品を使い。まずは来店・問い合わせをもらう

行動に繋がった人に対して「ただの安売り」では次に繋がらない可能性もあるので、「あなたが売りたい商品・サービス」と「高額商品」を用意しておく。

あくまでもチラシに載せるのは「集客商品」のみ。行動に移した人にのみ提案する。(松竹梅商法)

松竹梅商法とはコチラの記事をご覧ください。