チラシではないのですが、新聞紙面広告に気になった広告がありました。
コチラ
目次
チラシは最初の1秒が大切。
さて、パッと見た印象はどうでしょう?
キャッチコピーよりも多くの人は「電動歯ブラシの画像」に目が行くのではないでしょうか?
商品説明を分かりやすく伝えるために電動ブラシの画像を大きく載せているのですが、残念ながら「この手の広告」で最初に画像に目が行ったらどうなるか?
たった1秒「電動歯ブラシの広告ね」で終了です。
「いやいやちょっと待ってください。他とは違う画期的な電動歯ブラシなんです。」と書いてあっても読んでもらえません。
たった1秒で「電動歯ブラシ?興味なし。」で終了なんです。
興味を持ってもらうために私だったらどうするか?解説したいと思います。
ターゲットを絞る
私が最初に浮かんだことは
「電動歯ブラシってやっぱいいのかな?」と思っているけど「今まで使ってこなかった人」
をターゲットにしてでは「なぜ?使っていないのか」です。
Google先生に「電動歯ブラシってどうなの?」と聞いてみました。
すると歯医者さんが書いているブログを発見。
やはり、患者さんからしょっちゅう聞かれるようです。普段なんて答えているかと言うと、どちらがいいというより、「大切なのは磨き方」だそうです。「ちゃんと時間をかけて磨け」ってことですねww
他にも何記事か見たところ、肯定派もいるし、否定派もいます。
結論は、色々試してみて「使い心地がよく、自分にあったもの」を使うのがベストってことのようです。
まずはお試し
さて、こうなってしまうと
「まずは試してもらうにはどうしたらいいか?」に考えを変えます。
・限定性は使えないか?
・希少性はアピールできないか?
・権威性を感じさせられないか?
・集客商品を作れないか?
・お得感を出せないか?
・割安感を出せないか?
これを踏まえてチラシをみてみると
品質追及のため生産台数に限りがあり、全国の歯科医院様と下記オンラインストアでのみの限定販売とさせていただきます。とあります。
権威性:歯科医向けに15年かけて開発。
希少性:歯科医かオンラインでしか買えない。
限定性:生産台数に限りがある。
この部分を使って考えたコピーがコチラ
キャッチコピー
申し訳ございません。歯医者さんでお求めください。
サブコピー
歯科医院向けに15年かけて開発。品質追及のため、生産台数に限りがございます。※もしくは、下記オンラインストアにて購入可能です。
どうでしょう。
パッと見で電動歯ブラシの画像に目が行って、「電動歯ブラシね。興味なし。」よりもチラシに目を通してもらえる可能性が上がるのではないでしょうか。
集客商品・割安感・お得感を考える
1セット16,280円(税込)
本体・USB充電台・替えブラシ3本
※替えブラシは約30日使用で交換
集客商品
王道パターンの
「数量限定・期間限定で今らな5,000円引き」
とやってしまうと、「なんで、生産台数に限りがあるのに安くするの?」となり「一貫性の原理」から外れます。
それと、歯医者さんとの兼ね合いがありそうなので使いづらいですね。
ここでは集客商品は考えずに行きます。
限定性・お得感
替えブラシ3本付き
これは限定性・お得感で使えそうです。
通常「替えブラシ1本付き」のところ「今なら3本プレゼント。」
とかどうでしょう。
割安感
気になったことが替えブラシは約30日で交換と書いてあるのに替えブラシの料金が載っていないこと。替えブラシがけっこう高いのかもしれません。
替えブラシがそこそこするならズルいやり方だと替えブラシのことはここでは触れない。
良心的に30日で交換と書くなら、替えブラシの値段は載せるべきです。「ランニングコストはいくらかかるのか?」が気になり「やっぱりやめた」となる人もいるからです。
ランニングコストを載せることで、デメリットになることもございますが、上手く使えば、「割安感」を出せます。
歯ブラシは毎日使うモノ。
毎日使うモノは「割ってやる」ことで「安く見せる」ことができます。
仮に本体が3年使えて、替えブラシが500円とすると。
1年目 16,280+(500×12か月)÷365=1日当たり61円。2回磨くなら30円、3回なら20円。1年目以降なら (500×12か月)÷365=1日当たり16円2回 8円 3回 5円です。3年でなめすと1日あたり31円「歯磨きに対する意識が高め」とすると、1日2回は磨きそうなので、一日あたり15円
商品価値VS15円
「たった15円でどうなれるのか?」をアピールすることでお得感が出せます。商品を15円の価値以上に感じてもらえば「安い買い物」になります。