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逆に気になる広告とは?
日経新聞の紙面全面広告にこんなのが載っていました。
私にはない発想です。スゴいです。
新聞って通勤で読んでいる人のほとんどは縦に折って読んでいると思います。
最初にこの広告を確認するのがこんな感じ
ここではそれ程反応しないでしょう?
次はこう
「寛平ちゃんだ」何の宣伝?と思い文字を探します。
「あなたの愛犬もアトピーかも?」と書いてあります。犬を飼っていれば「えっそうなの?」ってなることでしょう。そして情報は少なすぎで逆に気になってしまいます。
気になってゾエティス で検索 してしまう人もいると思います。
で、最後に見るのがこれ
「えっ?何だったんだろ?」と前に戻り再確認する方も少なく無いと思います。新聞見開き2ページの広告ってなかなかないですから。
いや~私的にはけっこう衝撃的な広告だったのですが、あなたはどう感じたでしょうか?
キャッチコピーを一番最初に目が行くところに持ってくるのが常識なのですが一番最初に目が行く文字が「~の。」ってすごい発想ですね(笑)
恐れいりました。
さてあなたのチラシ。
逆に情報を載せすぎているせいで
反響が落ちてしまっているかもしれません。
「うちではあれもできるし、これもできます。」
「これはいくらで、あれはいくらです。」
「どうですか?お安いですよ。」
ってあなたが町を歩いて言われたらどうでしょう?
ハッキリ言って「ウザい」ですよね?
これをやってしまっているチラシを多くみかけます。
メリットを伝えたい気持ちはよくわかります。
しかし
パッと見た瞬間に情報量が多いと面倒臭くなり情報を遮断してしまいます。
ではあなたが
悩んでいること。欲しいと思っているもの。やってみたいと思っていたこと。なら聞く耳は持っているのではないでしょうか?
ターゲットを絞りチラシを作る一つの商品・サービスに絞る。
他に伝えたいことは詳しくは検索とホームページやブログに誘導。
こっちの方が反響は確実に上がると思います。
「じゃあお前だったらどうすんの?」って話をチラシを使って解説します。
「どうせ売り込まれるだろうな」と思わせない仕掛け
最大30%という文字がやたら目立ちます。
黄色と緑の2色刷りというのもはけっこう珍しいので目立ちますね。
で「何のチラシ?」と思い「ああああ、手芸ね。」となります。
※もしかしたら、男の私は「手芸にはまったく興味が無い」ので「お門違いな話」になってしまうかもしれませんがとりあえずお付き合い下さい。
で
裏面を確認。
「うっげ~っ!」
混乱した脳はNO!と答えます。
情報量が多すぎて見るのを拒絶してしまう方は多いことでしょう。
よく見てみると「1Day講習会」や「手作り体験フェアー」などのイベントを小さく載せています。
私ならこの部分をメインに持ってきます。
恐らく、この会社さんはミシンを販売するのがメインだと思いますが
私だったらミシンのことは「一切載せません。」
逆に「この店行ったらミシンの営業をかけられるかも?」と思われるのはこの時点では避けたいところです。
イベントに来てもらって色々と体験してもらって
「ミシンが欲しいな。」という方のみに勧めれば良いと思います。
こんなのはどうでしょう?
幼稚園、保育園や小学生の入学に合わせて
あなたオリジナルの手作りの
お弁当袋や体育服入れ、トートバックを作ってみませんか?
と
イベントをメインにチラシを作ります。
ちょっと問題なのが男の私には、いまどきの女性って「お弁当袋や巾着などは誰でも簡単に作れるのか?」「ミシンは普通に家にある物なのか?」
がちょっとわからないので「作る自信がない…」 「ミシンは家にない」って方はけっこういると仮定した形になります。
それともう一つイベントをやらないでチラシを作るとしたら…
この記事を書いていた時にタイミングよくNHKのあさイチ!で
・ニットを干した時のハンガーのあとを取る方法。
・縮んだニットを戻す方法。
・伸びたニットを戻す方法。
・スーツのテカリを取る方法。
・絨毯についたシミを取る方法。
などを特集していました。これって
けっこう知りたい人は多いのではないでしょうか?
手芸屋さんならシロウトが知らない。
こういった情報って持っていそうですよね?
※スチームアイロンを使って対処する方法が多かったので
スチームアイロンを扱っているなら売れそうです。(笑)
こういった情報を
定期的にチラシを配り「教えてあげる」
するとあのお店に行けば「わからないことを教えてもらえる。」
「手芸の事なら〇〇店」と認知してもらえると思います。
定期的にチラシを配ることでお客さんに知ってもらう。
知って得する、知らないと損をする情報を教えてあげることで
あなたの店を選んでもらう。あなたもぜひ考えてみてください。
PS
NHKのあさイチ!では
・画鋲で空いた穴の補修
・畳のへこみの直し方
・じゅうたんについた跡の取り方
などもやっていました。
「言われてみれば便利。知りたいかも?」って情報はけっこうあります。
あなたの商品・サービスでもきっとあるはずです。
調べるコツはとにかく色々と紙に書き出すこと。
書き出したワードをGoogleやヤフー知恵袋などで検索してみてください。
このチラシをぜひインストールして下さい。
「参りました。」というチラシが新聞に折り込まれていました。
コチラ
画像では分かりづらいかもしれないので
書き起こしておきます。
そうだ、私…、きれいになりたい
先生…、私のシミ、消してくれますか?
どうですか?ごちゃごちゃしていないすっきりとしたチラシですよね。
キャッチコピーを最後に持ってきているのも面白いです。
こういった作りなら最初に目が行くのは 最後のキャッチコピーですが戻って頭から読みたくなりますね。
ちょっと解説してみます
子供から手が離れた少し余裕がある45~50代をターゲットに絞り込み
その人らはどんなことを考えていてどんな悩みを抱えていて
どんな欲望を持っているのか?
そして 自分の商品・サービスで何ができるのか?
を上手くアピールできていると思います。
裏面にはタイプ別シミのチェックシート。施術の流れ。などが載っていました。
クリニック系は広告の規制がメチャクチャうるさいです。
その中でこれだけのチラシを作れたのは素晴らしいと思います。
特にうるさい規制のないあなたのご商売ならもっといいチラシができるのではないでしょうか?
あなたの商品・サービスで何ができるのか?
あなたの商品・サービスはどんな悩みを抱えている人なら役立つのか?
あなたの商品・サービスは、どんな欲望を叶えられるのか?
あなたの商品・サービスでどうなれるのか?
そしてその人は日々どんな生活をしているか?
仮説を建てて書き出してみてください。
出来上がったら私にも教えて下さいね。